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【早期退職と移住】自宅マンションの売却、売却は思ったよりも難しい?

移住に当たって自宅マンションをどうするのか
「売却するのか」、「賃貸するのか」
私たちは行ったり来たりを繰り返し、出した結論は
「売却する」でした。

今回は自宅マンションを売却するに当たってどんなことをしたのか、私たちの経験を紹介したいと思います。

自宅マンションを売却するに当たってやったこと

まずは、自宅売却についてのお勉強です。

勉強といってもたくさんの本を買ってきてしっかりと読み、理解してという方法でありません。
YouTubeでマンションの売却についてわかりやすく解説してくれているチャンネルを複数みるという方法です。
YouTubeにはとても分かりやすく説明してくれている動画がたくさんあって、最初のとっかかりとしてはとても役に立ちました。
きっと本をたくさん買って読んで理解するという方法だと時間も労力も倍以上かかってしまったと思います。
その時間と労力は以後かかってくる時間と労力に使えてよかったです。

自宅マンションの査定を依頼する

次にやったことは、自宅マンションの査定依頼です。
1つの会社ではなく、複数の会社へ依頼をしました。
私たちは、三井のリハウス、野村のプラスなど4社です。

この査定では業者さんが実際にマンションを見に来ることはありません。
周辺の取引事例から各社がそれぞれ査定してくれました。

また、一度依頼してしまうと、しつこい営業をされてしまうのではないかと心配でした。
でも、査定依頼時に「今後の連絡は電話ではなく、メールでお願いしたい」旨、付記しておくと電話で営業されることはありませんでした。



各社の担当者と会って話してみる

各社からの査定書が揃ったところで、比較検討しました。

1社を除いて、ほぼ同じくらいの査定金額でしたので、3社の営業担当の方に連絡をして、現地確認とその後の面談(査定書の説明をしてもらいます。)の日程調整をしました。

今回、面談をしなかった1社は極端に査定金額が大きく、また、その根拠もあいまいだったので面談まで進めることはやめておきました。

はじめのステップで
「不動産売却で大事なことは、査定金額ではない。いくらで売れるか、売れたかという売却金額の方だ。」
ということを学んでいたので、査定金額に惑わされて依頼する会社を選ばないように注意しました。

それから「どこの会社に媒介を依頼するかは、会社で選ぶのではなく、担当者で選ぶ。」
これは同じ会社でもいろんな担当者がいるし、机上査定や現地査定は担当者が行い、そして実際にいくらで売りに出すのかは、その担当者と売主である自分が決める。
不動産の売買は、広告を出してから、契約、決済まで数か月はかかるので、担当者とは長い付き合いになる。
こうしたことから、会社よりも担当者がどんな人か、その人との相性はどうなのかがとても大事だということでした。

こうした予備知識を持った上で、自宅マンションを実際に見てもらい、その後に各社の担当者と面談しました。

面談では私が思っている疑問を質問し、これに的確に答えてくれるのか、誠実に答えてくれるのかを重視しました。
各社、それぞれ一時間はお話しさせてもらったと思います。

以来先の決定と媒介契約、ネットへの公開

3社との面談後、自宅マンションの売却をお願いする会社、ではなく、担当者を決定しました。
決め手は担当者の方の話の具体性人柄でした。

話の具体性というのは、売るための手法、そして売れる見込みについてどのくらい具体的に説明してくれたか。
どの担当者の方も売れそうな話はしてくれるのですが、それがどれだけ具体的な話なのか。
もっというと具体的なお客さんの顔が浮かぶような話なのか。
また、着実に売るためにはどのような方法で販売活動をするのか。

こうしたことを具体的に説明してくれ、
そして説明してもらった方法で進めると「ちょっと楽しそうだな」と思えた。
こうした話をしてくれた担当者は1人だけでした。

そしてその担当者の方と媒介契約を結んで仲介会社が決定、他の担当者の方にはお断りの連絡を入れました。
媒介契約後はまずは担当者の方がスマホで室内を撮影して、翌日ネットに公開、販売スタートです。

ネット公開のためのステージング、写真撮影

媒介契約直後のネット公開のための写真はスマホ撮影でした。
後日、水回りのハウスクリーニングをした上で、インテリアコーディネーターの方2人が来ていただいてホームステージングを行い、プロのカメラマンによる室内撮影をしてもらいました。
以上は仲介会社のサービスです。
クリーニング、コーディネート、撮影までの一連の行程を見ることは楽しかったし、勉強になりました。

内覧の申し込み対応

ネットで公開されてから二週間、複数の方から内覧の申し込みがあったと担当者から報告を受けました。
担当者とも打ち合わせていたのですが、内覧の申し込みがあった際には事前に担当者が面談をして、買ってもらえる見込みがあるのか、それともまずは見てみたいのかを見極めてもらうことにしていました。

というのも、たくさんの初対面の人を自宅に入れることになるので、売主側のストレスは私たちが思っている以上に高いもの。
一定程度縛りを掛けて内覧に応じる方がよいとのアドバイスがあったのです。

結果、事前に一定程度どのような人が内覧に来るのか、担当者の方から説明をしていただいた上で迎えることができたので安心感がありました。

内覧から購入の申し込みまで

残念ながら1回目の内覧会で購入の申し込みまで至る方は現れませんでした。
不動産を売ることはそう簡単にはいかないことを実感しました。

募集からおよそ一か月が経過しましたので、売り出し価格の見直しを決定しました。

そして価格の見直しから二週間、内覧の申込をいただき、そして購入へとつながりました。

その方は内覧時に週末に行った旅行先のおみやげをわざわざ私たちにプレゼントしてくれました。
9年間住んだマンション、私たちも愛着のある大切な住まいだったので、よい方に巡り会えて安心しました。

そして契約へ

内覧、購入の申し込みから一週間、いよいよ契約です。
契約には実印、印鑑証明書、身分証明書が必要です。
ここで手付金を受け取り、これでほぼ売却が決まります。
※買主側から契約を解除するには手付金の放棄、売主側から契約を解除するには手付金の倍返しが必要になります。
この後は、買主さんのローン審査が通るのを待って、残金の清算、売主のローン返済、抵当権抹消、所有権移転登記となります。

最終決済、マンションの売却完了

契約からおよそ1か月半、買主の方のローン審査が通り、最終決済日、所有権移転日を迎えました。
私はこのころには移住先に引っ越していましたので、久しぶりにマンションのある地域に戻っての決済手続きでした。
契約とは異なり、手続きはシンプルでした。
登記を依頼する司法書士さんへの委任状を書くなど、数点の書類にサインし、売買代金の着金確認、仲介業者さん、司法書士さんへの報酬を支払って終了となりました。

自宅マンションの売却を体験してみて

自宅マンションを売却する、と決めてからおよそ4か月、査定依頼に始まり、仲介業者の決定、内覧対応、契約、最終決済まで道のりは長かったです。
でも、今回の経験がつらい経験ではなく、どちらかというと楽しかった経験になったのは、やはり、仲介業者の担当者の方の存在だったと思います。
基本的には担当者の方に任せておけば安心、という状況でした。
最初の内覧で買受の申し込みがなかったときには、「売れ残ってしまうのではないか?」と心配になりましたが、一定程度長期間になったとしても安心して任せられる担当の方なので、焦らなくてもいいやという気持ちになれました。
無事に買主さんが見つかった後、契約後、最終決済までの間は遠方での対応でしたが、こまめに連絡をくれて心配することもありませんでした。

自宅マンションを売却することは思ったよりも簡単ではなかったです。
でも安心して任せられる担当者に巡り会えたことが何よりも大事なポイントだったのだと思います。

週末フォトグラファー/ミニマリスト/日本メンタルヘルス協会公認基礎カウンセラー/ 単焦点レンズ好き/使用カメラはNikonD750、Z6Ⅱ

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