写真教室へ通ってみて得られたもの
こんにちは。
一眼レフカメラを始めたころは、写真雑誌を見て独学で写真を勉強していました。
当時は教室に通って教えてもらうという発想はなくて、自分でカメラのマニュアルを見たり雑誌を見たりしてひとりで勉強するものだと思っていたんですね。
写真教室へ通ってみると待っていたもの
そんなときに妻からの紹介でとある写真教室に通うことになりました。
その写真教室は、入門、フォローアップ(初級)、ステップアップ(中級)、ハーベスト(上級)というクラスがあって、私はフォローアップのクラスから入ることにしました。
カリキュラムは、座学と実習が組み合わさったものでした。
なによりもまずは楽しむことを大事にしたとても楽しい教室でした。
結局、上級のハーベストまでおよそ2年間通いました。
写真教室では、年代はさまざまですが同じ趣味を持つ人が集まり、いろんな場所へ撮影に出掛けたり、座学の講評では生徒さんそれぞれの写真を大きなスクリーンで見たりと、さまざまな刺激を得ることができました。
一緒に同じ場所へ行っても撮る人によって写真が違っていて、いろんなものの見方があるんだなぁと改めて思いました。
そしてなにより社会人になってから職場とは異なる人間関係の中で、世代や立場など関係なくかけがえのない写真仲間ができたことが大きな収穫でした。
「ハーベスト」、いろんな意味を込めて先生は名付けられたんじゃないかなぁと思います。
この教室は、先生がひとりで運営していました(事務の方がおひとりいましたが。)。
年齢はわかりませんでしたが、60代くらい?の飄々とした方で、カメラの仕組みなど基本的な解説はしてくれますが実習ではどういう風に撮れとか、写真の講評ではどこをどうするといいのかという話はしない方でした。
自由な、窮屈さがない、純粋に写真を楽しめる環境で学べたなと思います。
その後、別の教室へ。新たな体験が始まった
その後に入ったところは、参加する生徒に年齢制限があり私の年齢ではほぼ最年長の生徒になる教室でした。
そして先生も若かった!
ここでは1年ほど勉強させてもらいました。
それまでとは一転して、意図を持って撮影することを求められました。
これがなかなか難しくて。
でも、自分の写真について考え、クラスメイトの若い人たちの感覚にも触れ、それまで経験したことがなかったアルバムの作成、他の人の作品を見た感想を言語化するトレーニングもしました。
また、自分ではおよそ撮ることのなかったスナップ(ドキュメンタリー)を撮るために街へ出て、半径50メートル以内の範囲で最低でも200~300枚を撮影するという課題にも取り組み、スナップ写真という偶然に出会える瞬間を撮る楽しさ、その偶然にみえる瞬間を狙って撮る楽しさを知ることができました。
それから、今の若い世代ではいろんなツールを使って写真を楽しんでいることが体感できたのが一番大きな収穫だったと思います。Lightroomやgooglephotoなど、こんなものがあって、こんな使い方があるんだと、いろんなことを教わったと思います。
恥ずかしながら知らないことがたくさんありました。
写真教室に通ってみて得られたもの
写真教室に通ってみて得られたもの
写真を撮る技術や知識、写真の見方、自分が感じたことの言語化、自分の写真に対する考え方、先生やクラスメイトからの様々な刺激
そしてどちらの教室でも会社勤めだけでは知りあうことのなかったであろう大切な写真仲間と知り合えたこと
挙げていけばきりがないのですが、いろんなものを得られたと思います。
これから写真をはじめようとしている方へ
いちど写真教室へ通ってみてはいかがですか。
そこにはこれまで見えてこなかった世界が広がっていますよ。
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