これから写真を始めようとする方へ、単焦点レンズ3つのおすすめポイント
こんにちは。
私が一眼レフカメラを始めてから6年くらいになります。
これまで2台の一眼レフカメラを使ってきて今は3台目
1台目、2台目はセンサーサイズが「APS-C」で3台目は「フルサイズ」
現在使っている3台目のセンサーサイズがフルサイズのカメラは「NikonD750」という機種です。
初めての一眼レフカメラはOLYMPUSのE-520でした
初めに買ったのがOLYMPUSのE-520というカメラでした。
今はもう販売されていない機種ですが、
自分にとっては「一眼レフカメラ」デビューを果した大事な一台で現在も手元にあるカメラです。
OLYMPUSは今やミラーレスカメラで有名ですが当時は一眼レフ機もあったんです。
レンズは本体にセットでついてきた標準ズームレンズを使っていました。
撮りたいものが出てくると交換レンズが欲しくなる?
一眼レフカメラの魅力として「レンズが交換できること」
しばらくはセットでついてきた標準レンズで撮影していたものの、写真を撮ることに慣れてくると次のレンズが欲しくなります。
私の場合は、目の前に広がる風景をもっと広く雄大に撮影したい!!という気持ちが出てきました。
そしてこのタイミングで、初めて交換レンズを購入しました。
OLYMPUSの広角ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」を買いました。
ほぼ時を同じくして海外一人旅へ
選んだ場所は北欧フィンランドのヘルシンキです。
その時のお話はこの広角ズームレンズで撮影した写真と共に紹介したいなと思います。
そして、Nikonデビュー
そして現在使っているNikonへ
初めはAPS-Cサイズの「Nikon D5200」というカメラを買いました。
カメラ本体の大きな問題「フルサイズかAPS-Cか」
一眼レフにはイメージセンサーの大きさによって「フルサイズ」と「APS-C」があります。
一般的にフルサイズになればカメラ本体の大きさも大きくなり価格も高くなります。
その代わりにセンサーサイズが大きいので写真を綺麗に撮ることができますし、例えば同じ「24mm」のレンズで撮影したときにAPS-Cサイズのカメラで撮影するよりもフルサイズのカメラで撮影する方が画角が広く撮ることができます。
カメラを始めるタイミング、あるいはカメラを始めるとどこかのタイミングで「フルサイズか、APS-Cか、どっちがいいの?」という悩みが出てきます。
私の場合、この時は価格の問題で迷わず「APS-C」を選びました。
それがのちにカメラの世界にどんどんはまって楽しくなり、あるとき夜景撮影でAPS-Cのセンサーサイズに限界を感じてフルサイズのカメラに買い替えることになりました。
こうした経緯でフルサイズのカメラに買い替えることは今振り返ってみるとよかったと思います。
自分がカメラや写真の世界を楽しく感じてこの先ももっと楽しんでいきたいと思った段階でフルサイズに買い替えるというのも1つの方法だなぁと思っています。
カメラ本体を買うときはレンズキットではなく本体のみの購入がおすすめ
この時初めて、本体とレンズがセットになっている「レンズキット」は買わずに「本体のみ」を購入し、レンズは自分が好きなものを買いました。
本体とレンズのセット(レンズキット)はお値段的にお得感があります。
レンズが二つも付いた「ダブルズームレンズキット」などもあります。
ただ、それはお得「感」であってのちのちのことを考えると本当にお得なのかは疑問に思います。
私の場合は、広角レンズで風景を撮影したいという思いがありました。
セットで付いているレンズは自分の撮りたい写真に合っていなかったんです。
単焦点レンズとの出会い
NikonD5200を買ったときに別に買ったレンズはタムロンの広角ズームレンズでした。
ところが、同じくNikonユーザーだった妻(現在はFujiユーザーです。)が「AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G」という単焦点レンズを手に入れました。
これが単焦点レンズとの出会いです。
当時の私はこのレンズにまったく興味はありませんでした。広角好きでしたから。
ところが、写真教室に行く頃にはこのレンズを使いうようになり、すっかり単焦点の世界にはまってしまったんです。
(▲単焦点レンズを付けたNikonD5200、とてもコンパクト)
単焦点レンズ、3つのおすすめポイント
1 とにかく軽い
およそ200gです。※上で紹介した「AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G」の場合
一眼レフカメラの本体はミラーレスカメラやコンパクトデジカメと比べると重いと思います。
これに重いレンズをつけるとさらに重くて持ち出すのがおっくうになってしまいます。
持ち出さなくなってしまうとカメラを持っている意味がなくなってしまいますよね。
単焦点レンズだとレンズ自体は軽いので持ち歩きがとても楽になります。
2 ボケがきれい
単焦点レンズの大きな特徴はF値が小さいということ
F値というのは「絞り」を表す数値です。
写真の明るさを決める3つの要素は
- シャッタースピード
- 絞り
- ISO感度
標準ズームレンズだとF値は3.5だったり、小さくても2.8です。
これが単焦点レンズだと、F値は「1.4」や「1.8」になります。
このF値の数字の設定を変えながら写真を撮影しますが、F値の値が小さいと絞りを「開放する」、大きいと「絞る」といいます。
絞りの調整はカメラの中に光を取り込む「穴の大きさ」を調整することです。
開放する(数値を小さくする)→光をカメラに取り込む「穴が大きく」なる→カメラに取り込める光が多くなる
絞る(数値を大きくする)→光を取り込む「穴が小さく」なる→カメラに取り込める光が少なくなる
F値が小さければ小さいほど、この光を取り込む「穴の大きさ」を大きくできるということになりますので、写真の明るさの3つの要素のうちの1つが圧倒的に有利になるわけです。
写真のボケは被写界深度というもので決まります。
被写界深度というのは「ピントが合っている範囲のこと」
この範囲が狭い(「被写界深度が浅い」と言います)→ボケた範囲が大きな写真になる
この範囲が広い(「被写界深度が深い」と言います)→画面全体がくっきりはっきりした写真になる
この被写界深度はF値が小さくなるほど「浅く」なり、F値が大きくなるほど「深く」なります。
F値が小さい→被写界深度が浅い→写真全体のなかでボケた範囲が広くなり主役が引き立った写真になる(ポートレートなど)
F値が大きい→被写界深度が深い→写真全体がくっきりとした写真になる(風景写真など)
3 上達が早い?
単焦点レンズですので画角は一定です。
ズームレンズだと、もう少し寄って撮りたいときにはズームできます。
でも単焦点だと自分が動くしかありません。動けない場所だとそのまま撮るしかありません。
それが不便と感じることもあるかもしれませんが、慣れてしまうとそれが当たり前になります。
もうちょっと近づけないかなとか、もっと離れないと撮りたい範囲が収まらないなとか、自分で工夫しながら撮るようになり、それが楽しくなってきます。
性格的にもズームで悩むより自分が動いて悩む方が向いているとも思っています。
こうした試行錯誤が上達を早めてくれると思っています。
これから写真を始めようとする方へ、レンズは単焦点レンズがおすすめです
これから写真を始めたいなと思っているとき、カメラはどれを選んでレンズはどれにしようとあれこれ考えると思います。
そんなときは今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
私は今も使っているNikonD750にしてからも単焦点レンズを使っていて、
現在は、この3本を使っています。
「AF-S NIKKOR 24mmF1.8」
「AF-S NIKKOR50mmF1.4」
「Ai-AF NIKKOR 85mmF1.8」
一度単焦点レンズの写りや使い勝手のよさを知るとズームレンズに戻れなくなったんですね。
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