蓮華寺で過ごす、静かな夏の京都旅
こんにちは。
関西では連日猛暑日が続いています。
「暑い、暑い、」(関西ではなぜか単語を繰り返して言います笑)が口癖になるほどの暑さです。
そんな暑さにも負けず、休日には夏ならではの風景を求めて撮影に行っています。
今回は京都の町中から少しだけ足を延ばして「蓮華寺(れんげじ)」まで行ってきました。
蓮華寺までのアクセス
京阪電車「出町柳駅」から叡山電鉄(「えいでん」の愛称で呼ばれています。)に乗り換えて「三宅八幡駅」まで行きます。
そこから徒歩10分ほどで今回の目的地「蓮華寺」に到着です。
三宅八幡駅からは道案内の看板もあるので迷うことなく辿り着けますよ。
書院の座敷で過ごす静かな時間
蓮華寺は天台宗のお寺。
もともとは現在の京都駅付近にあったお寺(応仁の乱で焼失したそうです。)が江戸時代の初期に現在の場所で再興されたそうです。
(▲門をくぐると青もみじと石畳が迎えてくれます。)
蓮華寺は小さなお寺で、敷地内には「本堂」と「書院」があります。
街の中心地から少し離れているせいかお客さんも少なめ。
ゆったりと静かに過ごすことができます。
(▲書院の座敷からの眺め。時折風が通ってきます。)
観光客の親子を連れたタクシーの運転手さんによると、紅葉の季節にはバスで観光客がどっと押し寄せるそうです。
一方で夏のこの時期は静かでした。
書院の座敷に座っていると時折、心地よい風が通ってきました。
蝉の声を聴き、何も考えずにただただ庭を眺めて風にあたる。
普段はクーラーの効いた場所にいることが多いのですが、この季節ならではの暑さと風の心地よさを肌で感じられました。
たまには街中を離れて蝉の声だけが聞こえる空間で過ごすのも心地がいいなと思いました。
再び「えいでん」で出町柳へ向かいます。
鴨川デルタで夕涼み
帰りは出町柳で鴨川デルタにちょっと寄り道。
鴨川デルタ
鴨川の三角州。東から流れてくる高野川と西から流れてくる賀茂川が合流して「鴨川」となる地点
京都のみなさんが夏には川遊びを楽しむ場所です。
この日は暑かったせいか、川遊びをする人でにぎわっていました。
(▲川を渡るための飛び石。ここをトントンと渡って向う岸に行きます。)
蓮華寺の魅力について
夏の蓮華寺は静かに心穏やかに過ごすにはとてもいい場所でした。
クーラーはありませんので暑いのは暑いです。
だからこそ時折吹く風がより心地よく感じられるのかもしれません。
夏には夏の暑さがあって、冬には冬の寒さがある。
当たり前のことですが快適な生活に慣れてしまった日常からそんなことを思い出させてくれる一日でした。
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