祇園祭のハイライト「山鉾巡行」の歩き方

そろそろ7月も終わり
今週からはもう8月
最近は「季節の移り変わりがなんて早いんだ」って思います。
7月の京都は祇園祭一色でした。
今年は山鉾巡行(先祭)にも行ってきました。
今回はこの時の様子を紹介したいと思います。

祇園祭の山鉾巡行は相当混んでいる?

山鉾巡行といえば祇園祭のハイライトとなる行事で毎年7月17日に行われます。
毎年すごい数の見物客で2019年は12万人!だったそうです。
山鉾巡行は「山」や「鉾」と呼ばれる山車23基が京都の町を巡行する行事です。
巡行のコースは「四条通を東へ進んで→河原町通を北に進む→御池通を西に進んで→新町通を南へ進む」といった具合です。
巡行の中でも人気のあるのが「辻廻し」
四条通を出発した鉾が四条河原町の交差点で90度方向転換するのが辻廻しです。
四条河原町の交差点はすごい人出になるだろうなと思いながら見れたらラッキーくらいの気持ちで、まずは四条河原町の交差点に行ってみました。


(▲河原町通のロフト前あたりから見学)

四条河原町の交差点に9時過ぎに到着しましたが思ったとおり交差点付近は既に見物客で溢れていました。
二重三重四重くらいに人がいました。
この場所は諦めて沿道の先頭に立って見れそうな場所を探してみると四条河原町の交差点から少し北に上がったロフト前にスペースがありました。
ここで山鉾が到着するのを待つことにしました。
この位置からでも四条河原町の交差点を充分見ることができます。

先頭の長刀鉾が河原町四条の交差点に到着するのは9時40分頃
いよいよ「辻廻し」が始まります。
大きな木製の車輪の下に竹を敷いてこれを水で濡らして滑りやすくし、10トンを超える大きな鉾が数回に分けて90度方向転換します。


(▲辻廻しを終えて河原町通りを北に向かう)

山鉾巡行では「辻廻し」は計3回、四条河原町の交差点、河原町御池の交差点、新町御池の各交差点で行われます。
ロフト前から辻廻しを何度か見た後は四条河原町の交差点に近づいてみました。

四条河原町の交差点はやっぱりすごい人の数でした。
でも山鉾は大きいので大勢の人の頭越しに充分見れました。
ここでの見学はこれくらいにして御池通に向かいます。
河原町通は歩道が狭くて人も多くて混雑するので一本西側の通りに入って北に向かうと移動しやすいです。


(▲三条通で見た鉾。巡行はゆっくり進むので四条で見た鉾にすぐに追いつけます。)

御池通は歩道が広くてゆっくりと見学できます

御池通は河原町御池の交差点で2回目の辻廻しを終えた山鉾が次々と現れます。
辻廻しは一気に90度方向転換するのではなく少しずつ方向転換するので時間がかかります。
この辺りまで来るとだんだん山鉾の渋滞?のような格好になってきて更にゆっくりと巡行してくれるようになっています。


(▲新町御池の交差点。ここでも辻廻しが見れますが混雑の極みでした。)

迫力の巡行が見られる新町通

最後に新町通へ行きました。
この新町通は道幅が狭く山鉾がぎりぎり通れるくらいの幅でした。
街中に溶け込んだ山鉾巡行のここでの風景が今回は一番印象に残りました。

再び四条通へ

新町通を南へ進むと四条通に出るのですが、通りは道幅が狭いため場所によっては四条通に向かってまっすぐに南に向かえない場所があります。
そんな時は一本東側に入って南に向かうのがいいです。
巡行を終えた山鉾はそれぞれの町に戻ります。
最後に四条通の函谷鉾と長刀鉾を見に行ってみました。

巡行を終えるとすぐに解体が始まっていました。
また来年見られることを楽しみに。

まとめ

今回の山鉾巡行の見学ルートです。

  1. 河原町四条の交差点で辻廻しを見学
  2. 河原町通から一本西の道に入って北に向かって御池通へ※途中三条通で寄り道
  3. 御池通を西向かって歩きながら見学して新町通へ
  4. 新町通を南に向かって歩きながら見学して四条通へ

ゆっくり写真撮影しながらおおよそ4時間くらいのコースでした。
御池通は歩道も広く通りが長いので次々とやってくる山や鉾をゆっくり見ることができました。
新町通は道幅が狭いので迫力のある巡行を見ることができました。
新町通では地元の方の見物客が多く京都の方の祇園祭の楽しみ方を垣間見ることができたと思います。

ミニマリスト/日本メンタルヘルス協会公認基礎カウンセラー/ 単焦点レンズ好き/使用カメラNikon Z6Ⅱ

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